妊婦健診の食事で気をつけることは?前日・当日の注意点|東京都港区 田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

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妊婦健診の食事で気をつけることは?前日・当日の注意点

妊婦健診の食事で気をつけることは?前日・当日の注意点|東京都港区 田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

妊婦健診の食事で気をつけることは?前日・当日の注意点

妊婦健診の食事は、基本的には普段通りの食事で問題ありませんが、いくつか注意すべきポイントがあります。

この記事では、妊婦健診前日・当日の食事について、医師の立場から正しい知識と具体的な注意点をお伝えします。

検査結果に影響を与えない食事のタイミングや内容、おすすめのメニュー例まで詳しく解説しますので、安心して妊婦健診を受けていただくための参考にしてください。

妊婦健診前の食事は普段通りでOK?基本的な考え方

妊婦健診前の食事は普段通りでOK?基本的な考え方

医師から特別な指示がない限り、妊婦健診の前日・当日も普段通りの食事を摂っていただいて問題ありません。むしろ、健診前だからといって食事を抜いたり極端に量を減らしたりすると、検査結果が普段の健康状態を正確に反映しなくなる可能性があります。

妊婦健診の目的は、妊婦さんと赤ちゃんの普段の健康状態を正確に把握することです。前日だけ食事内容を大きく変えても、それは日常的な健康状態を反映したものとは言えません。

ただし、いくつか注意していただきたいポイントがありますので、以下で詳しく解説します。

妊婦健診前日の食事で気をつける3つのポイント

妊婦健診前日の食事で気をつける3つのポイント

検査結果をより正確に把握するために、以下の3つのポイントを意識していただくことをおすすめします。

1.寝る直前の食事は避ける

就寝直前に食事を摂ると、翌日の血液検査や尿検査の結果に影響が出る可能性があります。食事を摂ってから完全に消化・吸収されるまでには数時間かかるため、寝る2〜3時間前までには夕食を済ませるようにしましょう。

夜遅くにどうしてもお腹が空いてしまった場合は、消化の良いものを少量だけ摂るようにしてください。例えば、バナナや温かいスープ、ヨーグルトなどが適しています。揚げ物や脂っこいものは消化に時間がかかるため、避けた方がよいでしょう。

2.甘い飲み物や糖分の多い食べ物を控える

ジュースや清涼飲料水、スポーツドリンクなど糖分の多い飲み物は、血糖値を急激に上昇させます。前日に摂取すると、翌日の血糖検査や尿糖検査の結果に影響を与えるため、控えましょう。

水分補給は、お水や麦茶などノンカフェインで無糖の飲み物を選びましょう。お茶を飲む場合も、カフェインの過剰摂取を避けるため、1日に1〜2杯程度に留めるようにしてください。

また、チョコレートやケーキなどの甘いお菓子も、食べ過ぎないように注意が必要です。完全に我慢する必要はありませんが、量を決めて適度に楽しむようにしましょう。

3.食事量はいつも通りを心がける

体重増加を気にして前日の食事量を極端に減らす妊婦さんもいらっしゃいますが、これは避けてください。急に食事量を減らすと、体が飢餓状態と判断して次の食事で余分に栄養を吸収しようとするため、かえって太りやすくなることがあります。

また、食事を抜くと水分摂取量も減少し、脱水状態になって尿酸値が上昇したり、尿検査でケトン体が検出されたりする可能性があります。妊娠中は赤ちゃんへ継続的に栄養を送る必要があるため、規則正しく3食摂ることが大切です。

妊婦健診当日の朝食で注意すべきこと

妊婦健診当日の朝食で注意すべきこと

妊婦健診当日の朝食について、特に注意していただきたいポイントを3つご説明します。

1.健診の2時間前までに食事を済ませる

食事を摂ると、消化・吸収の過程で血糖値が上昇します。血糖値が食前の状態に戻るまでには、通常2時間程度かかるとされています。そのため、妊婦健診の2時間前までには朝食を済ませるようにしてください。

例えば、午前10時に健診の予約がある場合は、遅くとも午前8時までには朝食を終えるようにしましょう。健診の時間から逆算して、余裕を持って食事を摂ることをおすすめします。

健診直前に慌てて食事を摂ると、血糖値が高い状態で検査を受けることになり、正確な結果が得られない可能性があります。朝の準備は余裕を持って行いましょう。

2.塩分・糖分の取り過ぎに注意する

当日の朝食では、塩分と糖分の摂り過ぎに注意が必要です。塩分を摂り過ぎると血圧が上昇することがあり、正確な血圧測定の妨げになる可能性があります。妊娠高血圧症候群のリスクを正確に評価するためにも、適度な塩分量を心がけてください。

また、糖分の多い食事は血糖値や尿糖値を上昇させます。甘いパン(デニッシュやメロンパンなど)、砂糖入りのシリアル、果汁100%ジュースなども、糖分が多く含まれているため控えめにしましょう。

朝食には、野菜や卵、豆腐などを取り入れたバランスの良いメニューを選ぶことをおすすめします。

3.朝食は抜かずに通常通り食べる

「体重を少しでも軽く見せたい」という思いから朝食を抜く妊婦さんもいらっしゃいますが、これは避けてください。朝食を抜くことで起こる問題には、以下のようなものがあります。

まず、空腹状態が続くと低血糖症状(めまい・ふらつき・冷や汗など)が現れることがあります。妊娠中は通常より血糖値が下がりやすい状態にあるため、特に注意が必要です。

また、食事を抜くと血液検査の結果が普段の状態を反映しなくなることがあります。特に貧血の検査では、空腹状態が影響する可能性があります。妊婦健診では、日常的な健康状態を把握することが目的ですので、普段通りの食事を心がけることが大切です。

妊婦健診前日の夕食におすすめのメニュー例

妊婦健診前日の夕食におすすめのメニュー例

妊婦健診の前日は、栄養バランスが良く消化に優しいメニューを選びましょう。

おにぎりと味噌汁で栄養バランスを整える

妊婦健診前日の夕食には、おにぎりと具だくさんの味噌汁の組み合わせがおすすめです。

おにぎりは小さめサイズで作り、具材には梅干しや昆布、鮭などを選びましょう。大葉を細かく刻んでご飯に混ぜ込むと、さっぱりとした風味でつわり中の方でも食べやすくなります。

味噌汁には野菜をたっぷり入れましょう。ほうれん草や小松菜には鉄分や葉酸が含まれており、妊娠中に必要な栄養素を補えます。豆腐やわかめを加えると、タンパク質やミネラルもバランス良く摂取できます。

味噌の量は控えめにし、出汁をしっかり効かせて薄味に仕上げてください。多めに作っておけば、翌朝温め直すだけで朝食にもなります。

「まごはやさしい」食材を意識する

妊娠中の食事では、「まごはやさしい」という7つの食材群を意識すると、栄養バランスが整います。

食材 具体例 主な栄養素
ま(豆類) 大豆、納豆、豆腐 タンパク質
ご(ごま) ごま、ナッツ類 ミネラル、良質な脂質
わ(わかめ) わかめ、昆布、ひじき ミネラル、食物繊維
や(野菜) 緑黄色野菜、根菜類 ビタミン、ミネラル
さ(魚) 鮭、さば、あじ タンパク質、DHA
し(しいたけ) しいたけ、えのき ビタミンD、食物繊維
い(いも類) さつまいも、じゃがいも 炭水化物、ビタミンC

これらの食材をバランス良く取り入れることで、妊娠中に必要な栄養素を無理なく摂取できます。ただし、魚については水銀含有量の多いマグロやキンメダイは控えめにし、鮭やさばなどを選びましょう。

妊婦健診当日の朝食におすすめのメニュー例

妊婦健診当日の朝食におすすめのメニュー例

妊婦健診当日の朝食は、栄養バランスが良く消化に負担のかからないメニューを選びましょう。

ヨーグルトとバナナで手軽に栄養補給

朝食を作る時間がない方や、つわりで食欲がない方には、ヨーグルトとバナナの組み合わせがおすすめです。

ヨーグルトにはカルシウムやタンパク質が豊富に含まれています。ただし、加糖タイプは糖分が多いため、無糖のプレーンヨーグルトを選びましょう。

バナナはカリウム、マグネシウム、ビタミンB群が豊富で腹持ちも良い食材です。ヨーグルトに混ぜることで自然な甘みが加わります。

野菜たっぷりの具だくさん味噌汁

しっかりと朝食を摂りたい方には、野菜たっぷりの具だくさん味噌汁がおすすめです。

前日の夕食で作った味噌汁を温め直すだけでも十分です。ほうれん草、小松菜、にんじん、しめじなどの野菜をたっぷり入れましょう。豆腐やわかめを加えると、タンパク質とミネラルもバランス良く摂取できます。

味噌汁に小さめのおにぎりを添えれば、必要な栄養を補給できます。

妊婦健診前の食事に関するよくある質問

妊婦健診前の食事に関するよくある質問

妊婦健診前の食事について、よくいただくご質問にお答えします。

前日にお菓子やケーキを食べても大丈夫?

完全に我慢する必要はありませんが、量には注意が必要です。

お菓子やケーキの糖分は血糖値を上昇させ、翌日の検査結果に影響することがあります。食べる場合は1日200kcal(板チョコ半分、ショートケーキ半分程度)を目安にし、食べる量と時間を事前に決めましょう。

妊婦健診当日に水分補給はしてもいい?

健診当日も水分補給は必要です。

お水や麦茶などノンカフェインで無糖の飲み物であれば、健診前でも飲んで問題ありません。むしろ、脱水状態になると尿検査でケトン体が検出されたり、血液が濃縮されて検査値に影響したりすることがあります。

ただし、ジュースやスポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は、血糖値や尿糖値に影響するため避けましょう。

前日に食べ過ぎてしまった場合はどうする?

食べ過ぎてしまった場合は、その旨を医師または看護師に正直にお伝えください。

食べ過ぎは中性脂肪や血糖値に影響しますが、糖尿病の診断には過去1〜3ヶ月の血糖値を反映するHbA1cという指標も使用します。正直に伝えることで、医師は検査結果を正しく解釈し、適切な判断ができます。

まとめ

妊婦健診の前日・当日も、医師から特別な指示がない限り普段通りの食事を摂ってください。食事を抜いたり極端に量を減らしたりすると、かえって検査結果に悪影響を及ぼす可能性があります。

注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 前日は寝る2〜3時間前までに夕食を済ませる
  • 甘い飲み物や糖分の多い食べ物は控える
  • 当日の朝食は健診の2時間前までに済ませる
  • 朝食は医師の指示がない限り摂る

大切なのは、健診前日だけ気をつけるのではなく、日頃から栄養バランスの良い食事を心がけることです。体重管理や食事内容について不安なことがあれば、遠慮なく妊婦健診の際にご相談ください。

この記事の監修者

みなとウィメンズクリニック 院長・医学博士 りゅう かんば

みなとウィメンズクリニック

院長・医学博士 りゅう かんば

周産期医療から不妊・内分泌医療、産婦人科救急まで幅広く研鑽を積み、女性のライフステージに寄り添った診療を大切にしています。
超音波検査や無痛分娩、麻酔の経験も活かし、安全性と丁寧な説明を重視した医療を心がけています。

経歴
2007年3月:聖マリアンナ医科大学医学部 卒業
2007年4月~2009年3月:東京女子医科大学病院にて初期臨床研修 修了
2009年4月~2016年3月:東京女子医科大学 産婦人科学講座
2016年4月~2019年10月:東京ベイ・浦安市川医療センター 産婦人科
2016年10月~:東京女子医科大学東医療センター 麻酔科
2020年7月:みなとウィメンズクリニック 院長就任
資格・所属
産婦人科専門医
日本美容内科学会 会員
母体保護法指定医
麻酔科標榜医
医学博士
臨床研修指導医

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