エクソソームに危険性はある?安全性を高めるポイントを解説|田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

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エクソソームに危険性はある?安全性を高めるポイントを解説

エクソソームに危険性はある?安全性を高めるポイントを解説|田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

2025年7月07日

エクソソームに危険性はある?安全性を高めるポイントを解説

エクソソーム療法が再生医療やアンチエイジング分野で注目を集めていますが、その一方で「本当に安全なのか」「リスクはないのか」といった不安を感じる人もいるようです。

どのような医療行為でも一定のリスクは存在し、エクソソーム療法も例外ではありません。

事前に危険性や適切な対策、施術に向いている人・いない人などについて知っておくと選択しやすくなります。

この記事ではエクソソームの危険性やリスク管理、施術を避けた方がよいケース、施術時に注意する点などについて紹介します。

エクソソームの施術が気になるものの、危険性や対策などについてあらかじめ知っておきたい人は、ぜひ参考にしてください。

エクソソームで考えられる危険性

エクソソームで考えられる危険性

エクソソーム療法は安全性が確認された上で行われますが、一定の危険性がともなうことは事実です。施術を検討する際にはリスクの理解が不可欠になります。

ここでは、エクソソーム療法の主なリスクや注意点を具体的に紹介します。

品質の重要性

エクソソーム療法を検討する際、注意したいのが製剤の品質です。

2025年6月現在、厚生労働省が承認したエクソソームを用いた医薬品は存在せず、安全性や有効性も確認されていません。

そのため、市場で流通している製剤には品質や管理体制にばらつきがある可能性が否定できず、安全性が100%保証されているという断言は難しいです。

特に、価格が安すぎる施術の場合、そのリスクを考えたほうがよいでしょう。

もしも不適切な管理状態で製造・保管されていたエクソソームだった場合、不純物の混入や品質の劣化などの恐れも考えられます。

クリニックを選ぶ際には価格だけで判断せず、製剤の仕入元や品質管理、衛生体制などをしっかり確認し、信頼できる場所を選びましょう。

アレルギー反応の可能性

エクソソームは比較的アレルギーのトラブルが少ないと言われていますが、アレルギー体質の人や既往歴がある人は、施術後のアレルギー反応にも注意が必要です。

施術後に以下のようなアレルギー反応が出る恐れがあります。

  • 発疹
  • かゆみ
  • じんましん など

症状の出方は個人差があり、必ず出るわけではありません。しかし、万が一副作用が出た時のために、施術前のカウンセリングでアレルギーについて相談しておくことをおすすめします。

また、アレルギー体質ではない・既往歴がないという人も、アレルギーが出る可能性については把握しておいたほうがよいでしょう。

万が一、施術後に異常を感じた場合はすぐに医師へ相談し、適切な対処を求めましょう。

がん細胞への影響

エクソソームの施術ががん細胞に与える影響について、医療分野では慎重な研究が行われています。

一部の研究では、エクソソームが細胞の成長や修復を促す作用がある反面、がん細胞の増殖や転移を促進する可能性も指摘されていることは事実です。

特に、がんの既往歴がある人や現在治療中の人は、体内の微細な変化に対してエクソソームがどのように作用するか断言が難しい面があります。

現時点でエクソソームがすべてのがんに悪影響を及ぼすと断定はされていませんが、可能性が示唆されている事実は無視できません。

がんと診断されたことがある人や治療中の人は、エクソソーム療法を控えることをおすすめします。

100%の安全性は断言できない

どのような医療行為にもリスクが存在するため、エクソソーム療法も100%の安全性は保証できません。

体質や健康状態によっても反応は異なり、思わぬ副作用が現れる可能性もあります。

施術を選択する際には、期待できる効果だけではなく、考えられるリスクやデメリットにも目を向けたほうがよいでしょう。

不明な点は医師に質問して、ご自身が納得した上でエクソソーム療法を選択してください。

エクソソーム療法を避けたほうがよい人

エクソソーム療法を避けたほうがよい人

エクソソーム療法は多くの人が受けられますが、なかには避けたほうがよい場合もあります。

ここでは、エクソソームの施術を受けないほうがよい人について紹介します。

妊娠中または授乳中の人

エクソソーム療法は、妊娠中または授乳中の人は受けられません。

エクソソームが母体や胎児、授乳中の乳児にどのような影響を与えるかに関する研究や安全性のデータが不十分であるためです。

実際、多くのクリニックでは安全性を優先し、「妊娠中や授乳中の人への施術は行いません」という方針をとっています。

当院みなとウィメンズクリニックでも、妊娠中・授乳中の患者さんへのエクソソーム療法はできません。

エクソソーム療法を希望する際は、妊娠の可能性がない時期や、離乳が完了してからの時期を強くおすすめします。

がんの治療中または既往歴のある人

がんの治療中や既往歴がある人も、エクソソーム療法を避けたほうがよいとされています。

前述の通り、エクソソームが細胞の修復や増殖に働きかける性質を持つため、がん細胞にどのような影響をもたらすか、リスクが研究されている段階のためです。

がん細胞に対してエクソソームがどのように働くか、完全に解明されていない部分があり、がん細胞の増殖や転移を助長するリスクも指摘されています。

当院みなとウィメンズクリニックでは、がんの診断を受けている患者さんへのエクソソーム療法はできません。また、多くのクリニックでも同様の方針をとっています。

現時点で長期的な安全性やがんとの関係について十分なエビデンスがそろっていないため、がんに関連した経過や治療歴がある場合は、エクソソーム療法を受けないほうがよいでしょう。

重度のアレルギー体質の人

重度のアレルギー体質がある人もエクソソーム療法は避けておきましょう。

エクソソームの成分や製剤中の添加物がアレルギー反応を引き起こす可能性があり、アナフィラキシーのような重篤な症状に陥るリスクが否定できないためです。

特に、過去に重いアレルギー症状を経験した人は、事前に必ず医師へ申告し、リスクについての説明を十分に受けてください。

また、アレルギーの既往歴がない人でも、体質で気になる点があれば、念のため相談しておきましょう。

そのほかの持病がある人

持病がある人もエクソソーム療法には慎重になり、必要であればほかの施術を検討しましょう。

基礎疾患をもつ人は免疫状態や体調に個人差があることが多く、エクソソームの投与によって症状が悪化するリスクや、予想外の反応が起きる可能性があるためです。

健康状態に不安がある場合は、必ず医師に相談してから施術を決定しましょう。

リスクを軽減して施術を受けるために

リスクを軽減して施術を受けるために

エクソソーム療法のリスクを避けるためには、事前に情報を集め、クリニックの選び方や施術前の対応に注意することも重要です。

ここでは、リスクを軽減して施術を受けるための具体的な注意点を紹介します。

価格だけでクリニックを決めない

エクソソーム療法を受ける際、費用の安さだけでクリニックを選ぶことは避けましょう。

安価な施術では製剤の品質や由来が明確でないケースがあり、安全性に問題が生じる可能性があるためです。

エクソソームは厚生労働省の承認を受けていないものであり、流通している製剤の管理状況にもクリニックによって差があります。

実際に、料金が極端に安い場合、製造過程で不純物が混入している可能性や管理状況が不十分などのリスクが考えられます。

高品質なエクソソームを扱うクリニックでは、高い水準でエクソソームを取り扱っており、価格もそれに見合ったものになります。

単に費用が安いという理由だけで判断せず、品質や管理状況に信頼がおけるクリニックを選びましょう。

クリニックでの管理体制を意識

クリニックの管理体制も施術の安全性に関わる重要な項目です。

エクソソームはデリケートな素材であり、輸送・保管・施術までの各工程で適切な管理がされていない場合、品質が劣化しかねません。

もしも管理が不十分なクリニックで施術を受けた場合、思わぬトラブルが起きる恐れがあります。

信頼できるクリニックでは、温度管理や保存状態に関して注意を払い、使用前の状態にも配慮されています。

また、患者さんが質問すれば回答するクリニックも多いため、気になる際には遠慮なく質問してください。

そのほか、施術後のアフターケアも重視しましょう。

副作用や体調不良などに対してすぐに対応できるかどうか、先に確認しておくと、万が一に備えやすくなります。

施術前の丁寧なカウンセリング

エクソソーム療法を安全に受けるためには、施術前のカウンセリングが丁寧であるかどうかにも注目しましょう。

カウンセリングの質が低いクリニックでは、体質や既往歴、服薬状況などを十分に把握しないまま施術に進むリスクがあります。

特にアレルギー体質や持病のある人は、エクソソームによってどのような影響が出るか予測が難しいため、事前の聞き取りと説明が欠かせません。

信頼できるクリニックでは、施術の仕組みや副反応の可能性などを丁寧に説明した上で、施術の可否を慎重に判断します。

短時間で流れ作業のように進める医療機関では、重要な確認が不十分なまま進行することもあるため注意が必要です。

エクソソーム療法で気になるポイント

エクソソーム療法で気になるポイント

エクソソーム療法を検討している人にとって、実際の施術後の制限や施術頻度、副作用や保険適用の有無などは特に気になるのではないでしょうか。

ここでは、よくある疑問や質問などについて紹介します。

施術後に献血はできる?

エクソソーム療法を受けた後の献血可否については、現時点で明確な基準や期間が公表されていません。献血を検討する場合は、必ず医師や献血機関に事前に相談してください。

エクソソームはヒト由来の成分を含んでおり、献血された血液を通じて想定外の影響を及ぼす可能性が否定できないためです。

現時点では献血再開の具体的な目安や期間については明示されていないため、定期的に献血を行っていたり、これから献血を検討していたりする人は注意が必要です。

ただし、家族や友人などが緊急の輸血を必要とした際にはその限りではありません。献血について不明な点がある場合には、事前に医師へ相談してください。

施術の頻度はどのくらい?

エクソソームの効果を維持するために、定期的な施術を受けることは効果的な方法です。

個人差がありますが、一般的には2週間から3週間に1回程度の施術を目安にしているクリニックが多いです。

これはエクソソームが体内で一定期間効果を発揮することと、細胞のターンオーバーや反応の経過観察の時間を考慮したスケジュールによるものです。

ただし、施術を受ける目的や体調、年齢、基礎疾患の有無などによって適切な頻度は変わるため、すべての患者さんが同じ頻度になるわけではありません。

医師と相談して、現在の健康状態と目的に応じた回数や間隔を決定しましょう。

副作用が出た場合の対処法

エクソソーム療法後に副作用が現れた場合、まずは施術を受けたクリニックへ相談しましょう。

エクソソームは厚生労働省の承認を受けておらず、自由診療として提供されているため、製剤の管理や使用法に差があることも考えられます。

自己判断で対処するのではなく、医師の診断を受けることが重要です。

報告されている副作用には、注射部位の赤みや腫れ、倦怠感などがあり、重篤な症状が出ることはまれですが、体質や既往歴によっては予期しない反応が出る恐れもあります。

医療保険は使える?

エクソソーム療法は医療保険の適用対象外で、費用は全額自己負担になります。

厚生労働省が医薬品としての認可を出していないことが背景にあり、再生医療や美容医療の一環として、すべて自由診療の扱いになるためです。

クリニックごとの料金に差が出ることもあり、事前に必ず確認したほうがよいでしょう。

費用の負担が気になる場合は、複数のクリニックで見積もりを取り、施術内容や管理体制を比較したうえで選ぶのもおすすめです。

ただし前述の通り、極端に安価なクリニックでは安全性が担保できない恐れもあります。適切な価格を見極め、エクソソーム療法の予算を考えましょう。

まとめ

エクソソーム療法は美容や健康維持に役立つ可能性がある一方で、安全性や適応に関する注意点も多くある点に注意が必要です。

施術を検討する際は、クリニックの品質管理や体質や持病との相性などを十分に確認しましょう。

ただし、多くのクリニックでは、患者さんの安全を第一に考えた管理態勢を取っているため、心配や疑問がある際には問い合わせをしてみるのもおすすめです。

みなとウィメンズクリニックでは、適切なエクソソーム製剤の管理と患者さんへの丁寧なカウンセリングを重視した施術を行っています。

品質や管理状態、施術方法、そのほかご心配な点などがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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