妊婦健診のエコー検査はいつから始まる?週数別の検査内容|東京都港区 田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

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妊婦健診のエコー検査はいつから始まる?週数別の検査内容

妊婦健診のエコー検査はいつから始まる?週数別の検査内容|東京都港区 田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

妊婦健診のエコー検査はいつから始まる?週数別の検査内容

妊婦健診で行うエコー検査は、おなかの赤ちゃんの成長を確認できる大切な検査です。超音波を使って赤ちゃんの様子を画像で見ることができ、多くの妊婦さんが楽しみにされている健診のひとつでもあります。

この記事では、エコー検査をいつから受けるのか、検査でわかること、費用や写真の見方まで詳しく解説します。初めて妊婦健診を受ける方はぜひ参考にしてください。

妊婦健診のエコー検査とは

妊婦健診のエコー検査とは

エコー検査は、正式には「超音波検査」と呼ばれる検査方法です。人間の耳には聞こえない高い周波数の音波(超音波)を体に当て、その反射波を画像化することで、おなかの中の赤ちゃんや子宮の状態を確認します。

X線検査とは異なり、母体や赤ちゃんへの悪影響が報告されていない安全な検査方法です。

エコー検査には、膣内からプローブを挿入する「経膣エコー」と、お腹の上からプローブを当てる「経腹エコー」の2種類があり、妊娠週数に応じて使い分けられます。

妊婦健診では、赤ちゃんが順調に成長しているか、子宮や胎盤に異常がないかを確認するために、定期的にエコー検査を行います。医師にとっては診断のための重要な検査であり、妊婦さんにとっては赤ちゃんの様子を直接見られる貴重な機会となります。

エコー検査はいつから始まる?

エコー検査はいつから始まる?

妊婦健診のエコー検査は、妊娠が確認された初診時から開始されます。ただし、使用するエコーの種類は妊娠週数によって異なります。妊娠初期は経膣エコー、妊娠12週頃からは経腹エコーへと切り替わるのが一般的です。

経膣エコーの開始時期

経膣エコーは、妊娠検査薬で陽性反応が出た後、産婦人科を初めて受診した際から行われます。多くの場合、妊娠4〜5週頃に初診を迎える方が多く、この時期から経膣エコーによる観察が始まります。

妊娠初期は子宮外妊娠などのリスクもあるため、正常な妊娠であることを確認する意味でも経膣エコーは重要な役割を担っています。

経腹エコーの開始時期

経腹エコーは、妊娠12週頃から使用されるようになります。この時期になると赤ちゃんが大きくなり、お腹の上からでも十分に観察できるようになるためです。

妊娠中期以降は経腹エコーが中心となり、赤ちゃんの成長を継続的に観察していきます。

ただし、妊娠週数や赤ちゃんの位置、母体の状態によっては、妊娠12週以降も経膣エコーを併用することがあります。

経膣エコーと経腹エコーの違い

経膣エコーと経腹エコーの違い

経膣エコーと経腹エコーは、どちらも超音波を使った検査ですが、検査方法や観察できる内容に違いがあります。妊娠週数や診察目的に応じて使い分けることで、赤ちゃんの状態をより正確に把握できます。

経膣エコーの特徴

経膣エコーは、プローブと呼ばれる細長い器具を膣内に挿入して子宮を観察する方法です。子宮に近い位置から直接観察できるため、妊娠初期の小さな胎嚢や胎児の詳細な様子を鮮明に捉えることができます。

妊娠4〜11週頃の妊娠初期に使用されることが多く、胎嚢の確認、心拍の確認、子宮外妊娠の除外、子宮筋腫や卵巣嚢腫の有無などを調べます。検査時は内診台に上がる必要がありますが、痛みはほとんどなく、検査時間も数分程度で終わります。

経腹エコーの特徴

経腹エコーは、お腹の上にジェルを塗ってプローブを当てる方法です。衣服を少しずらすだけで検査でき、内診台に上がる必要はありません。

妊娠12週以降に使用され、赤ちゃんの全身の様子、頭や手足の形態、胎盤の位置、羊水の量など広い範囲を観察できます。赤ちゃんが大きくなると経膣エコーでは全体像を捉えにくくなるため、経腹エコーが中心となります。

検査中は赤ちゃんの動きや心臓の動きをリアルタイムで確認でき、妊娠中期以降は性別がわかることもあります。検査時間は観察内容によって異なりますが、通常5〜10分程度です。

週数別のエコー検査内容

週数別のエコー検査内容

妊婦健診のエコー検査は、妊娠週数によって確認する内容が異なります。赤ちゃんの成長に合わせて、その時期に必要な項目を重点的に観察していきます。

妊娠4〜7週:胎嚢と心拍の確認

妊娠4〜7週は妊娠のごく初期段階で、経膣エコーを使用して観察します。妊娠4週頃には子宮内に胎嚢が確認でき、正常な妊娠であることを判断する重要な時期です。

妊娠5〜6週頃になると、胎嚢の中に胎芽(たいが:初期の赤ちゃん)が見えるようになり、心拍の確認ができるようになります。心拍が確認できると流産のリスクが大きく下がるため、妊娠初期の重要な確認事項となります。

この時期は子宮外妊娠の除外も重要な観察項目です。胎嚢が子宮内に正常に着床しているか、卵巣や卵管に異常がないかも併せて確認します。

妊娠8〜11週:胎児の形態確認

妊娠8〜11週になると、胎芽から胎児へと呼び方が変わり、人間らしい形が徐々に整ってきます。この時期も引き続き経膣エコーで詳細に観察します。

頭部、胴体、手足の区別が明確になり、頭殿長(とうでんちょう:頭からお尻までの長さ)を測定して妊娠週数や予定日の確認を行います。また、心拍数も測定し、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認します。

妊娠11〜13週頃には、NT(胎児後頸部浮腫)の測定を行うこともあります。これは赤ちゃんの首の後ろのむくみを測定するもので、染色体異常のリスク評価に用いられます。

妊娠12〜15週:初期スクリーニング

妊娠12週頃から経腹エコーへと切り替わり、赤ちゃんの全身をより広く観察できるようになります。この時期は妊娠初期スクリーニングとして、形態異常の有無を詳しく確認します。

頭部の形状、脳の構造、顔面、心臓の位置と大きさ、腹部臓器、四肢の形成など、各器官が正常に発達しているかを観察します。また、胎盤の位置や羊水の量も確認し、妊娠経過が順調であるかを総合的に評価します。

この時期には性別がわかることもありますが、確実な判定は妊娠18週以降となることが多いです。

当院では妊娠12週以降、毎回3D/4Dエコーを実施しています。赤ちゃんの立体的な姿を鮮明にご覧いただけるほか、動画はご自身のスマートフォンで撮影していただけます。また、エコー写真はカラーでお渡ししますので、ご自宅でも何度でも赤ちゃんの様子を振り返ることができます。

妊娠16週以降:成長の経過観察

妊娠16週以降は、定期的な妊婦健診で赤ちゃんの成長を継続的に観察していきます。主に経腹エコーを使用し、赤ちゃんの大きさ、胎盤の状態、羊水量などをチェックします。

妊娠20〜24週頃には胎児形態異常スクリーニングを行い、心臓や脳、骨格などの詳細な観察を実施します。この時期は赤ちゃんの各臓器がほぼ完成し、異常の有無を確認しやすくなります。

妊娠後期には赤ちゃんの推定体重、羊水量、胎盤の位置や成熟度、臍帯血流などを確認し、分娩時期や分娩方法の判断材料とします。

エコー検査を受ける際の準備

エコー検査を受ける際の準備

エコー検査を受ける際には、特別な準備はほとんど必要ありませんが、検査をスムーズに行うためのポイントをいくつかご紹介します。

服装の注意点

経膣エコーを受ける場合は、ショーツを脱いで内診台に上がる必要があります。スカートやワンピースを着用していると、ショーツを脱いだ状態でも下半身を覆うことができるため安心です。

経腹エコーの場合は、お腹を出しやすい服装が適しています。胸の下からお腹全体を観察するため、上着をめくり上げやすいトップスとボトムスの組み合わせがおすすめです。タイトなワンピースやオールインワンは避けた方がよいでしょう。

また、経腹エコーではお腹にジェルを塗るため、服にジェルが付く可能性があります。汚れても気にならない服装や、タオルを持参すると安心です。

腹部の毛の処理について

経腹エコーを受ける際、お腹の毛の処理について心配される方もいらっしゃいますが、基本的には処理する必要はありません。エコー検査はジェルを介して超音波を伝えるため、毛の有無は検査結果に影響しません。

無理に自己処理をすると肌を傷つけるリスクもあるため、そのままの状態でお越しください。医療スタッフは日常的に多くの患者様を診察しており、全く気にする必要はありません。

妊娠中は肌が敏感になりやすいため、剃毛や脱毛によって肌トラブルを起こすことも考えられます。検査のために無理な処理をせず、リラックスして受診していただければと思います。

パートナーの付き添い

当院ではパートナーやご家族の付き添いを歓迎しており、同伴の人数制限を設けておりません。エコー検査で赤ちゃんの姿を一緒に見ることは、妊娠を実感し、家族としての絆を深める貴重な機会となります。

パートナー様だけでなく、上のお子様やご両親など、ご家族皆様で一緒に赤ちゃんの成長をご覧いただけます。

エコー検査の費用

エコー検査の費用

妊婦健診のエコー検査にかかる費用は、検査内容や妊娠週数によって異なります。

初回健診は血液検査などが含まれるため1〜2万円程度、2回目以降は基本的な検査で3,000〜7,000円程度が目安です。妊娠期間全体では、14回の健診で10〜15万円程度が一般的な総額となります。

保険適用について

通常の妊婦健診で行われるエコー検査は、妊娠経過が正常な場合は保険適用外となります。妊娠や出産は病気ではないため、正常な経過をたどる妊婦健診は自費診療となるのが原則です。

ただし、切迫流産や切迫早産、妊娠高血圧症候群など、医学的な治療が必要な状態と診断された場合は、保険が適用されます。この場合、エコー検査も保険診療の一部として3割負担で受けることができます。

また、精密検査が必要と判断された場合や、異常が疑われる場合の追加検査についても、保険適用となることがあります。

妊婦健診の公費補助制度

妊婦健診の費用負担を軽減するため、全国の自治体では妊婦健診の公費補助制度を設けています。この制度を利用することで、エコー検査を含む妊婦健診の費用を大幅に抑えることができます

公費補助を受けるには、お住まいの自治体に妊娠届を提出し、母子健康手帳と妊婦健診受診票を受け取る必要があります。妊娠届は妊娠がわかったらできるだけ早く提出することをおすすめします。

補助の内容は自治体によって異なりますが、多くの自治体では妊婦健診14回分の費用を補助しています。エコー検査についても、一定回数分が補助対象に含まれることが一般的です。詳しい補助内容については、お住まいの自治体の窓口でご確認ください。

まとめ

妊婦健診のエコー検査は、妊娠初期から出産まで赤ちゃんの成長を見守る大切な検査です。妊娠4〜5週頃から経膣エコーが始まり、妊娠12週頃からは経腹エコーに切り替わります。

エコー検査では、赤ちゃんの大きさや心拍、胎盤や羊水の状態など、多くの重要な情報を確認できます。妊娠週数に応じて確認する内容は変わりますが、定期的な検査により赤ちゃんと母体の健康を守ることができます。

当院では、ご家族皆様で赤ちゃんの成長を見守っていただけるよう、エコー検査の際の付き添いを歓迎しています。妊娠や出産に関する不安や疑問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。安心して妊娠生活を送っていただけるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。

参照:産婦人科診療ガイドラインー産科編 2023

この記事の監修者

みなとウィメンズクリニック 院長・医学博士 りゅう かんば

みなとウィメンズクリニック

院長・医学博士 りゅう かんば

周産期医療から不妊・内分泌医療、産婦人科救急まで幅広く研鑽を積み、女性のライフステージに寄り添った診療を大切にしています。
超音波検査や無痛分娩、麻酔の経験も活かし、安全性と丁寧な説明を重視した医療を心がけています。

経歴
2007年3月:聖マリアンナ医科大学医学部 卒業
2007年4月~2009年3月:東京女子医科大学病院にて初期臨床研修 修了
2009年4月~2016年3月:東京女子医科大学 産婦人科学講座
2016年4月~2019年10月:東京ベイ・浦安市川医療センター 産婦人科
2016年10月~:東京女子医科大学東医療センター 麻酔科
2020年7月:みなとウィメンズクリニック 院長就任
資格・所属
産婦人科専門医
日本美容内科学会 会員
母体保護法指定医
麻酔科標榜医
医学博士
臨床研修指導医

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