手術

1. 流産手術について

自然流産は10％〜15％の確率でおこる、比較的に多い症例です。妊娠12週までを早期流産、12週〜22週未満を後期流産と言います。
ほとんどの原因は、赤ちゃんの染色体異常と言われていて、お母さんのせいではありませんのでご自身を責めないでください。
当院では12週未満の早期流産の場合手術を行っています。12週以降の場合は信頼のおける別の施設にご紹介させていただきます。
早期流産の場合、手術か自然排出を待つ方法がありますが、自然排出の場合妊娠に伴う組織がいつ排出されるかの予測ができず突然の大量出血となる可能性もありますし、排出物が不完全の場合、出血や細菌感染のため結局手術と同じ処置が必要になることもあります。
そのため、手術の選択をお勧めしています。

2. 人工妊娠中絶について

様々な止むを得ない理由で、妊娠を継続できないことはとても辛いことです。そのような時はご相談ください。
当院の院長は母体保護法指定医ですので手術が可能です。妊娠6週〜9週の初期中絶が母体にかかるリスクが最も低いのでこの時期が妥当とされています。
妊娠11週までの手術が可能ですので、迷われている方もまずは早めのご来院をお願いいたします。

3. 手術の流れ

手術前に1度診察に来ていただき、エコーで子宮の状態を確認します。次に採血で、アレルギーの有無、感染症の検査をし、同意書、手術の流れや注意事項を説明させていただきます。

4. 手術の流れ

診察開始時刻に来院していただき、子宮口を拡張させる処置（前処置）をします。5分程で終わります。
手術開始はお昼、手術時間は5分程度、静脈麻酔を使用しMVA（手動真空吸引法）で行います。

※当日お付き添いは手術前の時間まで可能です。その後は一旦外出していただき、午後診療開始以降にお戻りください。

5. 費用

人工中絶

流産手術

※手術は保険診療になりますが一部自費項目もあります。

※民間の医療保険で日帰り入院でも給付金が受け取れるものもあるので、ご持参いただければ書類を作成いたします。