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ワクチン・予防接種

Vaccination

Vaccinationワクチン・予防接種

ワクチン・予防接種

インフルエンザワクチン

例年、年末から1-2月にかけて流行するインフルエンザのワクチンです。ワクチン接種により、感染予防、あるいは感染しても症状が重篤にならないことが期待されます。10月中旬~2月上旬での接種を勧めております。当院では女性以外でもご家族の方や、お子さん(生後6ケ月~)へのインフルエンザワクチンにも対応しております。

風疹ワクチン、MRワクチン

風疹の感染経路は咳やくしゃみ等による飛沫感染です。2~3週間の潜伏期間後、発疹、発熱、リンパ節の腫れ、関節痛などの症状が見られますが、症状がないこともあります。妊娠初期の女性が感染すると、胎児が先天性風疹症候群(難聴、心疾患、白内障や緑内障、精神や身体の発達の遅れ等)にかかる可能性があるため、妊娠ご希望の方とその周囲の方は風疹抗体検査やワクチン接種を受けましょう。

麻疹・風疹混合ワクチン(MR)または風疹ワクチンの接種で、95%以上の人が風疹ウィルスに対する免疫が得られます。ワクチンを接種してからであれば、風疹感染者と接触しても、ほぼ発症を防ぐことができます。免疫については、10数年間は持続すると言われていますが、獲得した免疫の状況や、その後の流行の程度によって異なります。

ヒトパピローマウィルスワクチン

子宮頸がんや尖圭コンジローマという性病の原因と言われるヒトパピローマウィルス(HPV)の感染を予防するワクチン。米国では男女に関わらず、11-12歳にHPVワクチンを定期接種で受けることが推奨され、義務付けられている州もあります。当院ではシルガード9の接種が可能です。対象は9歳~45歳の女性になります。(接種回数は半年で3回、15歳未満は2回)

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹とは水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こる皮膚の病気です。水ぼうそうが治癒した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫力の低下や加齢に伴い、ウイルスが再び活性化することによって発症します。神経に潜伏感染していた水痘-帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。皮膚症状の特徴として、皮膚に分布している神経に沿って、水疱が帯状に出現します。通常、皮膚症状の出現2~3日前から痒みもしくは痛みが出現し、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水疱が多発するようになり、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状も出現するようになります。通常2~4週間で水疱が破れて痂皮化し、皮膚症状が正常に戻ります。水痘と帯状疱疹は同じウイルスが原因です。そのため、帯状疱疹患者の水疱には水痘-帯状疱疹ウイルスが含まれており、水痘ワクチン未接種者などの免疫を持たない人が接触すると、感染して水痘を発症することがあります。全ての水疱が痂皮化すれば、周囲への感染力は無くなります。最も一般的な合併症は帯状疱疹後神経痛と呼ばれる長期の神経痛です。この神経痛は3か月以上続く疼痛で、帯状疱疹患者の10~50%に出現し、高齢になるほど多くみられます。

また、失明、耳鳴り、難聴などの後遺症が残る場合があります。患者さんの負担が大きいものとなるため早期の治療が必要です。水痘・帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹の発症、帯状疱疹後神経痛の発症を抑制しましょう。当院では不活化ワクチン(シングリックス)の摂取が可能です。発症予防効果は約97%となります。