妊婦健診で聞くことは?安心して出産を迎えるための相談ガイド|東京都港区 田町駅・品川駅近くの産科・婦人科|みなとウィメンズクリニック

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妊婦健診で聞くことは?安心して出産を迎えるための相談ガイド

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妊婦健診で聞くことは?安心して出産を迎えるための相談ガイド

妊婦健診は、お母さんと赤ちゃんの健康状態を確認するだけでなく、妊娠・出産・育児に関する不安や疑問を医師に相談できる貴重な機会です。しかし、「何を聞けばいいのかわからない」「医師が忙しそうで質問しづらい」と感じる方も少なくないようです。

妊娠経過は週単位で変化するため、その時々で生じた疑問はその場で解消することが、安心した妊娠生活につながります。

この記事では、産科医の立場から、妊娠時期別やカテゴリ別に確認すべき重要項目を解説します。限られた診察時間を有効に活用し、安心して出産を迎えるための参考にしてください。

妊娠時期別に聞くべきこと

妊娠時期別に聞くべきこと

妊娠期間は大きく初期・中期・後期に分けられ、それぞれの時期で確認すべき内容が異なります。週数に応じた適切な質問をすることで、より充実した妊婦健診になります。

妊娠初期(23週まで)に聞くこと

妊娠初期は、赤ちゃんの成長を確認し、妊娠生活の基盤を整える重要な時期です。この時期に聞いておきたい内容は以下の通りです。

【出産予定日と妊娠週数の確認】

妊娠9週前後に赤ちゃんの大きさをもとに出産予定日が決定されます。予定日の計算方法や、今後の健診スケジュールについて確認しておきましょう。

【つわりへの対処法】

つわりの症状がつらい場合は、食事の工夫や水分補給の方法、日常生活での注意点について相談できます。症状が重く、水分も摂れないような場合は、点滴などの治療が必要になることもあるため、必ず医師に伝えましょう。

【初期検査の結果】

妊娠初期には、血液型、貧血、血糖値のほか、B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒、風疹などの感染症検査を行います。これらの検査結果について説明を受け、異常が見つかった場合の対応についても確認しておきましょう。

【日常生活での注意点】

仕事の継続や運動、旅行の可否、性生活について気になることがあれば質問しましょう。切迫流産のリスクがある場合は、安静度についても確認が必要です。

【流産のリスクと予防】

出血や腹痛など、異常のサインについて知っておくことが大切です。どのような症状があれば受診すべきか、緊急時の連絡先も確認しておきましょう。

妊娠中期(妊娠24週〜35週)に聞くこと

妊娠中期は、赤ちゃんの成長が著しく、母体も安定してくる時期です。一方で、妊娠合併症のリスクも出てくるため、以下の点について確認しましょう。

【赤ちゃんの発育状況】

超音波検査で測定される推定体重や、週数相当の大きさかどうかを確認します。発育が順調でない場合は、今後の管理方針についても聞いておきましょう。

【中期検査の結果】

妊娠糖尿病のスクリーニング検査(GCT)や貧血検査の結果について説明を受けます。異常が見つかった場合の食事管理や治療方針について、具体的に相談することが大切です。

【体重増加と栄養管理】

適切な体重増加のペースについて確認し、食事内容や栄養バランスについてアドバイスを受けましょう。体重が増えすぎている場合や、逆に増加が少ない場合の対応も聞いておくと安心です。

【お腹の張りや痛み】

お腹の張りの頻度や程度、どのような張りなら問題ないのか、受診が必要な張りの見分け方について確認しましょう。早産のリスクがある場合は、日常生活での注意点も聞いておく必要があります。

【胎動の確認】

胎動を感じ始める時期や、胎動の回数・強さの変化について質問できます。胎動が少なくなった場合の対応についても確認しておきましょう。

【妊娠中のマイナートラブル】

便秘、腰痛、むくみ、こむら返りなど、妊娠中によく起こる不快な症状への対処法について相談できます。我慢せずに症状を伝えることで、適切なアドバイスを受けられます。

妊娠後期(妊娠36週〜出産まで)に聞くこと

妊娠後期は出産が近づき、入院や分娩に向けた具体的な準備が必要な時期です。以下の内容について確認しましょう。

【赤ちゃんの位置と分娩方法】

赤ちゃんが頭位(頭が下)か骨盤位(逆子)かを確認します。骨盤位の場合は、外回転術の適応や帝王切開の可能性について相談が必要です。

【分娩施設への紹介時期】

分娩を取り扱っていないクリニックで妊婦健診を受けている場合は、分娩施設への紹介時期や手続きについて確認しましょう。提携している分娩施設がある場合は、その特徴や紹介状の準備についても聞いておくと安心です。

【分娩の兆候と入院のタイミング】

陣痛の始まり方、破水の見分け方、入院すべきタイミングについて具体的に聞いておきましょう。初産と経産婦では入院のタイミングが異なるため、自分の状況に合わせた説明を受けることが大切です。

【後期検査の結果】

貧血検査や膣内の細菌検査(B群溶連菌)の結果について確認します。B群溶連菌が陽性の場合は、分娩時の抗菌薬投与について説明を受けます。

【NST(ノンストレステスト)の結果】

赤ちゃんの心拍数と子宮収縮の関係を見る検査です。結果が正常範囲かどうか、赤ちゃんが元気かどうかを確認しましょう。

【予定日超過時の対応】

予定日を過ぎても陣痛が来ない場合の管理方針について確認します。陣痛誘発の時期や方法についても聞いておくと安心です。

【入院時の持ち物と緊急連絡先】

入院時に必要な書類や持ち物について確認しましょう。夜間や休日に陣痛や破水が起きた場合の連絡先も必ず聞いておく必要があります。

カテゴリ別:妊婦健診の質問例

カテゴリ別:妊婦健診の質問例

妊娠時期に関わらず、カテゴリごとに質問を整理しておくと、限られた診察時間を有効に活用できます。以下では、具体的な質問例をご紹介します。

赤ちゃんの成長や健康について

超音波検査や心拍確認で赤ちゃんの状態について説明を受けた後、気になることがあれば以下のような内容を質問してみましょう。

【質問例】

  • 「胎動が激しい(弱い)気がしますが、赤ちゃんの元気さと関係ありますか?」
  • 「胎動を感じない時間が何時間続いたら連絡すべきですか?」
  • 「逆子と言われましたが、いつまでに戻らないと帝王切開になりますか?」
  • 「逆子を直す体操や方法はありますか?」

母体の健康状態について

妊婦健診では、血圧測定や尿検査、血液検査などを通じて母体の健康状態を確認します。検査結果について気になることがあれば質問しましょう。

【質問例】

  • 「体重が増えすぎていますが、1週間でどのくらいまでなら増えても大丈夫ですか?」
  • 「お腹の張りが1時間に何回以上あったら連絡すべきですか?」
  • 「むくみは塩分を控えれば改善しますか?それとも受診が必要な症状ですか?」
  • 「貧血の薬はいつ飲むと吸収がいいですか?飲み合わせで注意することはありますか?」
  • 「便秘の薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?」
  • 「腰痛がひどいんですが、妊娠中でも使える湿布はありますか?」
  • 「血圧が高めと言われましたが、家で測った方がいいですか?」
  • 「持病の薬の量は出産までこのままですか?」

日常生活や食事について

妊娠中の日常生活や食事について気になることがあれば、具体的に質問することで実践的なアドバイスが得られます。

【質問例】

  • 「仕事で立ちっぱなし(座りっぱなし)ですが、何時間おきに休憩を取るべきですか?」
  • 「重いものは何キロまでなら持っても大丈夫ですか?」
  • 「ウォーキングは1日何分くらいしていいですか?」
  • 「里帰り出産を考えていますが、いつ頃移動するのが安全ですか?」
  • 「飛行機に乗る予定ですが、診断書は必要ですか?」
  • 「カフェインはどのくらいまでなら摂っても大丈夫ですか?」
  • 「つわりで食べられるものが限られていますが、栄養は足りていますか?」
  • 「入浴は何分くらいまでにした方がいいですか?」

出産方法や入院準備について

出産が近づくにつれて、分娩方法や入院に関する具体的な疑問が出てきます。早めに確認しておくと安心です。

【質問例】

  • 「帝王切開になる可能性はどのくらいありますか?」
  • 「分娩施設への紹介状はいつ頃書いていただけますか?」
  • 「陣痛はどのような痛みから始まりますか?」
  • 「破水と尿漏れの見分け方を教えてください」
  • 「陣痛が何分間隔になったら病院に連絡すればいいですか?」
  • 「夜中に陣痛が来た場合も連絡していいですか?」
  • 「立ち会い出産は可能ですか?事前に手続きが必要ですか?」
  • 「入院は何日間くらいになりますか?」

産後の生活について

妊娠中から産後の生活について確認しておくと、出産後の不安を軽減できます。

【質問例】

  • 「母乳育児を希望していますが、妊娠中にできる準備はありますか?」
  • 「帝王切開の場合、次の妊娠までどのくらい期間を空けるべきですか?」
  • 「産後の体重はどのくらいで元に戻りますか?」
  • 「産後の健診はいつ受ければいいですか?」
  • 「産後の避妊はいつから必要ですか?」

医師に質問しやすくなるコツ

医師に質問しやすくなるコツ

妊婦健診の診察時間は限られているため、聞きたいことを効率的に伝える工夫が必要です。以下のコツを実践することで、短い時間でも充実した相談ができます。

1.事前に質問をメモしておく

健診の前日までに、聞きたいことをメモにまとめておきましょう。診察室では緊張して聞きたいことを忘れてしまうこともあります。母子手帳やスマートフォンのメモ機能を活用すると便利です。

「赤ちゃんの大きさについて」「体重管理について」「日常生活について」など、カテゴリ別に整理しておくと、診察時にスムーズに質問できます。

2.優先順位をつけて質問する

時間が十分にあるとは限りません。メモした質問の中で、最も気になることや日常生活に直結する内容に優先順位をつけておきましょう。

「一番気になっているのは〇〇なのですが」と前置きすることで、医師も重点的に説明してくれるでしょう。

3.簡潔に要点を伝える

症状や状況を説明する際は、「いつから」「どのくらいの頻度で」「どの程度の強さか」など、具体的に伝えましょう。

例えば、お腹の張りについて相談する場合は、「昨日から1時間に5回くらい、生理痛のような痛みを伴う張りがあります」のように伝えると、医師も状況を把握しやすくなります。

妊婦健診で聞けなかった場合の対処法

妊婦健診で聞けなかった場合の対処法

診察時間が短く十分に質問できなかった場合や、健診後に新たな疑問が生じた場合でも、次回の健診まで不安を抱え込む必要はありません。以下の方法で相談することができます。

次回の健診まで待たずに電話相談を利用する

多くの産科クリニックや病院では、妊婦さん向けの電話相談を受け付けています。お腹の張りや出血など、緊急性の判断に迷う症状がある場合は、遠慮せずに電話で相談しましょう。

夜間や休日でも対応している施設が多いため、母子手帳に記載されている緊急連絡先を確認しておくと安心です。「こんなことで電話してもいいのか」と躊躇せず、気になることがあれば連絡してください。

助産師や看護師に相談する

医師の診察後に、助産師や看護師に声をかけて相談することもできます。診察では聞きにくかった内容や、日常生活の細かな疑問について、話を聞いてもらえます。

助産師外来を設けているクリニックや病院であれば、予約を取ってゆっくり相談することも可能です。妊娠・出産・育児について幅広くサポートしてくれます。

自治体の保健センターを活用する

お住まいの自治体の保健センターでは、保健師が妊娠・出産・育児に関する相談に応じています。医療的な判断が必要な内容は医師に相談する必要がありますが、日常生活の悩みや育児準備、行政サービスの利用方法などについて相談できます。

母親学級や両親学級、産後のサポート制度についても情報提供を受けられるため、妊娠中に一度訪れておくとよいでしょう。

まとめ

妊婦健診は、お母さんと赤ちゃんの健康を守るだけでなく、妊娠・出産に関する不安や疑問を解消できる大切な機会です。限られた診察時間を有効活用するために、事前に質問を整理し、優先順位をつけて相談することが重要です。

妊娠時期によって確認すべき内容は異なりますが、赤ちゃんの成長、母体の健康状態、日常生活での注意点など、気になることは遠慮せず医師に質問しましょう。

妊婦健診を上手に活用し、安心して出産を迎えられるよう、この記事をご活用ください。不安なことがあれば、いつでもみなとウィメンズクリニックにご相談ください。

この記事の監修者

みなとウィメンズクリニック 院長・医学博士 りゅう かんば

みなとウィメンズクリニック

院長・医学博士 りゅう かんば

周産期医療から不妊・内分泌医療、産婦人科救急まで幅広く研鑽を積み、女性のライフステージに寄り添った診療を大切にしています。
超音波検査や無痛分娩、麻酔の経験も活かし、安全性と丁寧な説明を重視した医療を心がけています。

経歴
2007年3月:聖マリアンナ医科大学医学部 卒業
2007年4月~2009年3月:東京女子医科大学病院にて初期臨床研修 修了
2009年4月~2016年3月:東京女子医科大学 産婦人科学講座
2016年4月~2019年10月:東京ベイ・浦安市川医療センター 産婦人科
2016年10月~:東京女子医科大学東医療センター 麻酔科
2020年7月:みなとウィメンズクリニック 院長就任
資格・所属
産婦人科専門医
日本美容内科学会 会員
母体保護法指定医
麻酔科標榜医
医学博士
臨床研修指導医

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