産科
産科
生理予定日から2週間程経ち、ご自身で尿検査をして陽性反応が出たらお電話下さい。胎嚢、心拍が確認され、出産予定日が決まり母子手帳をもらった後、定期的にお母さんと赤ちゃんの健康状態を確認する診察のことです。
当院では分娩は行なっておりませんが、里帰り希望の方や近隣の提携施設とセミオープンシステムを導入しているので、分娩先の病院が許可した方は32週頃まで妊婦健診をお受けできます。
妊婦健診は通いやすい当院のようなアットホームなクリニックで、分娩や時間外の緊急時の対応などは施設の充実した、安全性の高い病院や周産期センターで行なう、というシステムです。
里帰り分娩の方は、夜間・日曜などの緊急時にスムーズに診察を受けられるよう、愛育病院への登録をして頂きます。
母子手帳持参後の妊婦健診の費用は、初期の採血時のみ1万円以上になりますが、それ以降は¥5,900〜8,900となります。
※東京都以外では川崎市、横浜市の自治体のチケットもご利用頂けます。その他の自治体でも、後から請求すればチケット分返金されるので、領収書は保管しておいて下さい。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時に、染色体の形や数に問題がないか、確率評価や診断を行なう検査です。
この検査で、赤ちゃんの健康状態や特定の病気のリスクをあらかじめ知ることができます。また、胎児超音波検査で構造上の異常を調べる検査も行なっております。
費用 | 15,000円(税込) |
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超音波検査でNTという赤ちゃんの首の「むくみ」を数回適切な部位で計測することで、ダウン症のリスクや今後心疾患や骨系統疾患のリスクがないかどうかを確認します。
(後頭部浮腫は正常でも認めることがあります)確率が高い場合はさらに精密な検査で確定診断を行ないます。
他に血液による検査と違い、染色体異常がない場合の構造上の病気が確認できます。項目としては、無脳症や臍帯ヘルニア、胸水、巨大膀胱、羊膜索症候群などがあります。
費用 | 25,000円(税込) |
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妊婦さんから少量の血液を採取し、血液中の4つのたんぱく質(αフェトプロテイン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、エストリオール、インヒビンA)を調べることで21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー(エドワード症候群)、開放性神経管奇形(開放性二分脊椎・無脳症)の確率を見る採血です。
妊娠週数、年齢、体重、人種等の項目も加味するため、年齢が上がるほど確率が高く出やすくなります。結果が高確率の場合、羊水検査により確定診断となります。
費用 | 220,000円(税込) |
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上記検査以外の他の検査も含め、いずれかで異常が認められた場合に、確定診断として行なう検査です。
確認できる項目は、胎児の染色体の診断と性別です。
妊婦さんのお腹から子宮へ針を刺して羊水を採取します。所要時間は20分ほどですが、羊水を採取する時間は1、2分です。
G-band法(検査を確定させるまでに細胞を培養させる方法)では結果が分かるまでに2〜3週間かかります。
fish法(培養を省き簡易的な結果が分かる方法)ですと1週間ほどで結果がわかります。
※追加費用がかかります。
子宮内感染症・破水・早産などの合併症が稀に(0.2〜0.3%)起こるリスクがあります。
費用 | 15,000円(税込) |
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胎児超音波検査はレントゲンと違い、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはなく、リアルタイムで形や大きさ動きを確認できます。以下は超音波で診断可能な代表的な疾患です。
顔 | 口唇口蓋裂等 |
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頭蓋内 | 水頭症、脳室拡大、18トリソミーに特徴的な小脳低形成、全前脳胞症、ダンディーウォーカー症候群、キアリ奇形等 |
頸部 | 甲状腺腫大、頸部腫瘍等 |
胸部 | 心室中隔欠損症、ファロー四徴症、両大血管右室起始症、完全大血管転移症、単心房単心室、肺静脈還流異常症、無脾症、多脾症、胸水、動静脈奇形等 |
腹部 | 食道閉鎖症、小腸閉鎖症、卵巣嚢腫等の腹部腫瘍、水腎症等 |
背中 | 二分脊椎症、仙尾部奇形腫、側弯症等 |
腹壁、臍部 | 臍帯ヘルニア、腹壁破裂、尿膜管遺残症等 |
四肢 | 短縮や弯曲等の形態的評価 |
当院で妊婦健診を受けていらっしゃる方は通常の健診に含まれます。他院で妊婦健診中の方もご予約お待ちしております。
ただし、向きにより確認できない部位や、脳の機能評価や皮膚の色など、評価困難な項目もたくさんあり、最終的な診断は生後となりますのでご了承下さい。
費用 | 10,000円(税込) |
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超音波機器で赤ちゃんを3D(立体)や4D(動画)で立体的に見ることができます。実際に赤ちゃんが立体的に動く様子をリアルタイムで確認できたり、お顔の表情を見ることができます。
今この瞬間、お腹の中で赤ちゃんがどのように過ごしているかが分かります。ただし赤ちゃんの体勢によってはお顔が見られない場合もございます。
当院にて通院中の妊婦さんは、12週以降毎回、健診と一緒に短時間ですが無料でご覧頂けます。
体全体を見ることが出来ます。起きていればクルクルと活発に動き回ることもあります。
上半身がメインとなります。まだ痩せていますが、顔や体がはっきりしてきます。
目鼻立ちがはっきりとし、ほっぺも、ふっくらしてきます。4Dエコーが一番見やすい時期です。
大きくなってくるので見えにくい時もありますが、起きていれば目を開けているお顔を見ることもできます。
RSウイルスとは、呼吸器の感染症を引き起こすウイルスです。
生後1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%が初感染しますが、特に生後6ヶ月以内の乳児や高齢者は重症化しやすいと言われています。
主な症状は発熱、咳鼻水などで、そのうち1/3が肺炎、細気管支炎などの下気道疾患を起こすと報告されています。
重症化すると入院が必要になることもあり、2~5ヶ月齢で入院のピークがみられます。
また生後1ヶ月未満では症状が非典型的で診断が困難な場合があり、突然死につながる無呼吸発作が起こることもあります。
しかし、このワクチンを妊娠中にうっておくことで、お母さんの中和抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、出生後の赤ちゃんを、RSウイルスの重症化から守ってくれます。
接種対象者 | 妊娠24週~36週の方 ※28週〜32週に接種して頂くのがベストです。 |
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金額 | 33,000円(税込) |
摂取方法 | 0.5mlのワクチンを筋肉内に接種 |
他院で妊婦健診をされている方も接種可能です。必ずお電話にてご予約をお取り下さい。
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