MENU

出生前検査・4D超音波検査

Prenatal Testing・Ultrasonography

Prenatal Testing出生前検査

1. 出生前検査の種類について
(詳しくは当院へお問い合わせ下さい)

出生前検査とは?

赤ちゃんが産まれてくる前に行う検査で、染色体異常の確率評価や診断を行う検査です。また、当院では赤ちゃんの構造上の異常を調べる胎児超音波検査も行っております。

妊娠初期超音波胎児スクリーニング

対象時期:妊娠11週0日~13週6日
主に分娩予定日決定後のお腹からの超音波検査が始まる時期に行います。超音波検査でNTという赤ちゃんの首の後ろの「むくみ」を数回適切な部位で計測することでダウン症のリスクや今後心疾患や骨系統疾患のリスクがないかどうかを確認します。(後頚部浮腫は正常でも認めることはあります)他に超音波検査で確認できる項目として、無脳症や臍帯ヘルニア、胸水、巨大膀胱、羊膜索症候群等があります。

クワトロテスト

対象時期:妊娠15週0日~妊娠21週(15、16週頃推奨)
妊婦さんの腕から少量の血液を採取し、血液中の四つのたんぱく質(αフェトプロテイン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、エストリオール、インヒビンA)を調べることで、21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー(エドワード症候群)、開放性神経管奇形(開放性二分脊椎・無脳症の確率を見る採血です。他にも妊娠週数や年齢、体重、人種等の項目も加味します。

羊水検査

対象時期:妊娠15週0日~妊娠21週(早めの週数を推奨します。)
確認項目:胎児の染色体の診断と性別の「診断」
妊婦さんのお腹から子宮へ針を刺して、赤ちゃんのおしっこである羊水を採取します。約300人に1人に流産のリスクがあります。結果がでるのに約14日間かかりますので、ご希望の方はお早めに申し付け下さい。

 

超音波胎児スクリーニング検査

対象時期:妊娠19週0日~妊娠21週
(週数が早すぎますと、小さすぎるため、評価困難です)
胎児超音波検査はレントゲンと違い、赤ちゃんに害を及ぼすことはなく、リアルタイムで形や大きさ、動きを確認できます。以下代表的な超音波で診断可能な疾患を記します。

  • 顔:口唇口蓋裂等
  • 頭蓋内:水頭症、脳室拡大、18トリソミーに特徴的な小脳低形成、全前脳胞症、ダンディーウォーカー症候群、キアリ奇形等
  • 頸部:甲状腺腫大、頸部腫瘍等
  • 胸部:心室中隔欠損症、ファロー四徴症、両大血管右室起始症、完全大血管転移症、単心房単心室、肺静脈還流異常症、無脾症、多脾症、胸水、動静脈奇形等
  • 腹部:食道閉鎖症、小腸閉鎖症、卵巣嚢腫等の腹部腫瘍、水腎症等
  • 背中:二分脊椎症、仙尾部奇形腫、側弯症等
  • 腹壁、臍部:臍帯ヘルニア、腹壁破裂、尿膜管遺残症等
  • 四肢:短縮や弯曲等の形態的評価

ただ、向きにより確認できない部位や例えば脳の機能評価や皮膚色など、評価困難な項目も沢山あり、最終的な診断は生後となりますのでご了承ください。

Ultrasonography4D超音波検査

2. 当院の4D超音波検査について

4D超音波検査では、お腹の赤ちゃんの様子をリアルタイムで見ることができます。表情やあくび、指しゃぶり、まばたきをしている様子や手足の動き等、お母さんのお腹の中で赤ちゃんがどのように過ごしているかが分かります。

※当クリニックかかりつけの妊婦さんには妊娠12週頃から毎回4D超音波検査を「無料」で行っております。(一般的には1回につき7000~20000円かかるようです)また、他院かかりつけの患者様でも4D超音波検査ご希望の方は対応致します。

12週~20週

体全体を見ることが出来ます。起きていればクルクルと活発に動き回ることもあります。

20~25週

上半身がメインとなります。まだ痩せていますが、顔や体がはっきりしてきます。

25~30週

目鼻立ちがはっきりとし、ほっぺも、ふっくらしてきます。4Dエコーが一番見やすい時期です。

30~32週

大きくなってくるので見えにくい時もありますが、起きていれば目を開けているお顔を見ることもできます。

4D超音波検査